ぱぱん散歩:滋賀県八日市市

ぱぱん散歩:滋賀県八日市市

滋賀県もだいぶ制覇してきた。
今回は手薄な湖東地域。こないだ長浜行ったんでぽっかり空いてる。

ぱぱん散歩:滋賀県八日市市

八日市へは近江八幡から近江鉄道に乗り換える。
その近江鉄道、このご時世にICカードはおろかプリカも非対応、手改札である。
切符マジで30年ぶりくらいに買った。

なんかいろんな車両があって色もまちまち。
乗り心地はお世辞にもいいとは言えず、めっちゃ揺れる。
そして何より、10キロ足らずの営業距離に対して運賃が460円。高い。
来年度中にICカードに対応する予定があるらしいが、どうなるやろ。

ぱぱん散歩:滋賀県八日市市

パン屋は1キロ四方のエリアに固まっていたので割と回りやすかった。
なので今回はもう一つ、ダムカードをもらいに行く予定をたてた。
愛知川流域の永源寺ダムまで、駅前からバスが出ているのでそれに乗る。
しかし最後のスーパーに向かう途中で国道を走るバスが見えた。バスはこの時間1時間おき。やってもうた。
しばらく国道沿いを歩く。ぼーっと待つよりはいいし、バス代の節約にもある。このまま歩くのはさすがに遠すぎるし。
30分ちょっと歩いてバス停で待つ。10分くらい遅れてやってきたバスに乗る。バスはICカード対応でよかった。

乗ってから15分くらいで永源寺付近の終点に到着。そこからさらに10分ほど歩くと、ようやくダムが見える。
秋は紅葉がかなりきれいらしい。この日は風が強くて寒かった。

カードは事務所の玄関先に置いてあった。休日も対応してもらえるのは非常にありがたい。
先週実は大阪狭山市に行ってたけど、狭山池にもダムカードあるらしかった。しまった。
パンそっちのけやな。

ぱぱん散歩:姫路(今年2回目)

ぱぱん散歩:姫路(今年2回目)

実は今年2回目。前回は3月だった。
というのも、じゃがぱん本気のジャムパンを食べたくて、同じ時期に行って同じジャムだったら意味がないので、どうしても季節を外したかった。
となると、他の店を回る順番が非常に難しい。
距離や交通事情、そしてなぜか姫路は開店時間が遅い店が多いのがかなりネックだ。
そのじゃがぱんは開店11時、ジャムパンが焼きあがるのが11時半ごろ。そこに合わせてルートを組まなければならない。
前回は山陽電鉄を使ったが、今回は京都から一本で行けるJRにした。新快速なら二時間弱で来れる早さ。
JR姫路駅についたのが9時半過ぎ。
で、トップバッターは播但線の京口駅近くのCOCOにしたのだが、まさかの臨時休業orz(←店の前でほんまにこんな感じになった)。
さあ困った。次のcoboto bakeryは開店が11時。あと一時間以上ある。
ペンギンベーカリーとイオン姫路店で店舗写真だけ撮ってもまだある。
ようやく11時過ぎてcoboto bakeryに到着、しかし店の前には行列が。
ああ、なんと効率の悪いルートを組んでしまったのか。午前中でたった一軒とは。

ぱぱん散歩:姫路(今年2回目)

播但線に乗って姫路へ戻る。JRの赤い車両は新鮮。
そしてようやくじゃがぱんへ。ジャムパンも無事購入。
そのまま西へ、イオンに寄りながら回り込むように北上する。
途中で気になる建造物が。

確かモノレールの跡だったかな。
まだあちこちにこうして残っているようだ。
次の店はまだ遠く、思えば駅に戻ってバスにでも乗ればよかったのだが、姫路はもっとバスルートを研究する必要があるようだ。
小一時間ほど歩いて次の小嶋パン工房へ。
店のおばちゃんのやりとりでちょっとほっこりする。
次がもうラストになってしまった、城の北にあるベーカリーけやきへ。

道すがらだんだん城が近づいてくる。
ベーカリーけやきのおばちゃんも話好きで、初対面でもガンガン話を振ってくる。
うーん、新規はたった3軒かあ。交通費5000円オーバーでこれはちょっと厳しい。
でもまあその分ちょっと時間が余ったので、前回寄れなかった商店街ともちろん姫路城も寄った。

ジャムパン目当てなら今度は春夏に来たいところだが、むしむしのスケジュールがあるので厳しいかな。夏休み来るかな。暑いかな。

ぱぱん散歩:長浜市

ぱぱん散歩:長浜市

直前に残念な知らせが入った。
バード昇栄堂さんが閉店されたそうだ。
今年もう一度訪問するつもりだったが叶わなかった。もうちょっと早く滋賀行きを予定していれば。
さて、気を取り直して今シーズンの取材スタートだ。
最初は長浜市、目指すはつるやパンだ。
本店は長浜の北、木ノ本というところにある。
街道沿いにある店舗は昨今の人気ぶりもあってきれいな店だった。
しかし遠いなあ。さすがに遠い。ちょっと北へ行けばもう福井だし、東を向けば岐阜だ。
本店をあとにして長浜へ。

駅前にあるブール進々堂は残念ながら閉まっていた。この時間で閉まっているとなればもしかすると閉業した可能性もある(訂正:単にお休みだった模様)。
賑やかな街道に入り、少し北にあるベーカリーオリーブへ、しかし11時と聞いていた開店時間が11時半になっていて、まだだいぶ早かった。
踵を返して南へ、つるやパンのまるい食パン専門店へ向かう。
街道沿いの賑やかさがなくなったところに店があった。
滋賀県でちょいちょい見かける丸い食パンのルーツはもしかしてこれだろうか。
ヤンマーミュージアムを通り過ぎ、次のポムドテールへ。
交差点角の大きな店だ。なぜか生餃子の幟がはためいていた。何だろう(お楽しみに)。
そのまま南下し、長浜新川まで来るとあるのがグリュックドゥフト。
長浜のハード系を一手に引き受けているような店だ。
路面店はほぼ終わり、これからは国道沿いのスーパー内ベーカリーを巡る。
国道8号線をひたすら北上する。スーパーが4、5件あるので全部回る。地味に疲れる。
インターチェンジ近くのイオンへ寄ったあとは、下調べで見つけた国友銃砲ミュージアムへ向かう。

ぱぱん散歩:長浜市

国内で銃砲火薬類を扱う有名な店はこのあたりが発祥らしい。
火縄銃がいっぱい陳列してあり、実際に持てるものもある(もちろん撃てない)。
ちょっと寄り道が過ぎたので急いで駅前へ戻る。
途中、リザーブでマークしていたブール進々堂の別の店へ。
駄菓子屋さんみたいな懐かしい雰囲気の店だった。
忘れてた、朝閉まっていたベーカリーオリーブへ寄ってみると、店内に商品は一切なかった。
まだ14時そこそこだったが、すっかり売り切れだ。15分くらいで焼きあがるパンがあると言われたが、諦めた。
同じ通りにあるずっと気になっていた芋きんつばの店へ。

ぱぱん散歩:長浜市

うめえ。

ぱぱん散歩:明石

ごぶさたしております。5年弱ぶりのぱぱん散歩でございます。
ちょこちょこ出かけてはいたのだが、コロナもあってなかなかまとまったロケができず、行ったとしても記事になるような内容にならず、ここまでサボってしまった。
さて、第8波に負けじと飛び出したのは神戸方面、最初は元町辺りを予定していたがどうせならもっと西へ行こうと明石へ。
以前神戸で仕事をしていたときに長い長い昼休みを潰しに舞子まで明石大橋を見に来たことはあったが、そこから西へ行くのは初めてだ。
阪神梅田で直通特急に乗るわけだが、地下街で迷ってもたもたしている間にクロスシートの特急を逃してしまい、やってきたのはロングシートの阪神車両。
クロスシートでゆったり車窓の風景を楽しみたかったのに。
梅田から明石はちょうど1時間くらい。神戸のちょうど2倍になる。

ぱぱん散歩:明石

明石で下車して、普通に乗り換えて隣の西新町駅まで。
そこから近いのがダンマルシェの本店だ。
本店は営業が13時までなので(もう11時過ぎやねん)、とりあえず急いで向かう。
事前にこの本店は前日の売れ残りを安く売っているという情報を得ていたので、なんか一つ買えればいいかなと思っていたら、思いがけずシュトーレンがあったので買ってしまった。
しかし京都も寒いが明石も寒い。実は本当なら一週間前に来る予定だったが、雨100%なので延期した。ええ天気やけど寒い。
西新町駅前に戻り、近くのベッカライアッフェルを目指す。
小さい店だがかなり人気店のようだ。
お腹も空いてきたので次の店に向かいながら早速食べる。
明石市中心部に戻りつつ、次のありすへ。
今食べる用のパンを買って、明石公園へ。

ぱぱん散歩:明石

食べながらちょっとドラクエウォークの寄り道。城3つ目達成。
賑わう駅を抜けて南へ、魚の棚商店街に向かう。

ぱぱん散歩:明石
ぱぱん散歩:明石

短い商店街はほぼ魚屋さんでいっぱい。
普通ならここで明石焼きとか食べるんだろう。いかなごのくぎ煮買いたかった。
商店街を抜けて次の店アンクルへ。レジでもたもたしていると店のおばちゃんにいろいろ突っ込まれてほっこり。
次は今日最大の寄り道、明石市立天文科学館へ。

ぱぱん散歩:明石
ぱぱん散歩:明石
ぱぱん散歩:明石

ちょうど入った時間がプラネタリウムの上映前で、せっかくなので観ることに。
奇しくも今日はクリスマスイブ、おっさん一人でプラネタリウムを観ることになろうとは。
でも周りはほとんど家族連ればっかりだったのでそんなに悲壮感はなかった。
小学校の時以来だ。そうか、ふたご座流星群の母天体は小惑星だったのか。
上の階は展望台になっていて、明石市が360度一望できる。

ぱぱん散歩:明石
ぱぱん散歩:明石

おっと、一時間寄り道してしまった。急いで次の店へ。もう陽が傾きかけている。
次は山の手の方にあるアンプルミエ
小腹が空いてきたので小さいパンを買って食べる。朝食をセーブしてきたとはいえ、やはり一日4個が限界だ。あとは次の日に食べる用に。
そのまま大通り沿いに最後のパン工房メリメロへ。
スーパーの中にあるのは調べてわかっていたが、そのスーパーの入口がわからない。
道に面してなく、車利用の客が多いせいか裏に回ったところにある。だいぶうろうろした。
これで本日の予定は終了。一番近いJR朝霧駅へ急ぐ。
しかしせっかくなので大蔵海岸へ寄り道。

ぱぱん散歩:明石
ぱぱん散歩:明石

向こうは淡路島。一度行ってみたい。写真にはないが右手の方にはうっすらとたぶん四国かな。
こういう寄り道できるところが多いと記事にもしやすい。
月イチで大きなところへロケできればいいなと思う。
さ、2時間かけて京都帰るか(三宮でトレカショップへ寄り道したのはナイショ)。

ぱぱん散歩:第3回和歌山パン祭り

毎年恒例(?)になった和歌山パン祭りも3回目となった。
去年聞いていた通り、南海和歌山市駅は駅ビルが工事用のシートですっぽり覆われ、改札も二階から一階に移った。
完成は再来年だそうな。それまでやるかw
今年は、土曜日にスケジュールを調整してもらうように友人には無理を言っていた。
というのも、和歌山のパン屋、とくに名店と呼ばれている店は日曜定休が多いのだ。
第1回第2回と日曜日なので、なんとか土曜日にしてもらえんかと。
でなんとか土曜開催にこぎつけた。
なので最初の三軒は和歌山城をぐるっと囲むように巡る。
車では行きにくい(駐車場的にも)のでどこかに停めようかと相談したら、友人は距離もだいぶあるので車で行ってしまおうと。
まずはマハロターキーから。
大通りから一筋入ったほぼ住宅街に突如現れるハワイw
続いて国道沿いのブリアンドレ。
普段なら交通量の多い通りで路駐など不可能だそうだが、なんとかやりくりできた。
次のミナトベーカリーは駐車場があるので一安心。
歩きで一時間くらいを予定していたのを30分でクリア。
市内から少し離れ、ベーキングガレージハリマヤへ。
近くまで来ると店の前にけっこうな車が。こんな人気店とは知らなかった。
トングとトレイの片づけが間に合わないくらいの繁盛ぶりだ。
市内を出て海南市方面へ、あむーるおりとへ向かう。
ここも国道沿いだが駐車場完備。
次が本日のメインイベント、山奥のパン屋シリーズその2、岳人だ。
前回のドーシェルよりさらに奥にある。
事前調べが足りず、本来ならこの店は開店前に到着していないと売り切れる可能性があるらしい。
特に人気のクリームパンはこの時間(まだ昼にもなってないが)では到底買えない。
案の定、半分くらいのパンがなくなっていたがとりあえず購入。
山道を戻って紀の川方面へ抜ける。
この先は一応予定してあるが変更を考えていた。
というのは、今回の下調べで和歌山のご当地スーパー「オークワ」にスーパー内ベーカリーがあることがわかった。
その調査をしたいのだ。
その前に、よつばベーカリーブレッディーズへ。
店の横に半分切れたワーゲンがあった。撮るの忘れたな。
さて、ここから市内に向けて戻りつつ、ママベーカリー調査開始だ。
手当たり次第にオークワへ立ち寄っては確認する。
店内にパン工房がある店とない店があった。これはやはりライフ基準を適用すべきだろう。
そして調べていくうちに、不可解なことがわかった。
一部のオークワは、テナントとしてリトルマーメイドが入っているのだが、ママベーカリーの商品ラインナップと全く同じなのだ。
ということは、タカキベーカリーの供給で独自屋号を展開するつもりなのか。
某大型掲示板によると、市内のオークワではリトルマーメイドからママベーカリーに代わっているという情報があった。
今のところ確定した情報はないが、恐らくはそういうことではないだろうか。
謎を残しつつ、第3回和歌山パン祭りは無事終了となった。
今年も市中引き連れまわしの刑にした友人には多大な感謝を贈る。
来年はもっと面白いルートにしよう。写真も全然撮ってないしw

ぱぱん散歩:長原から八尾

谷町線の長原駅前に、ナガヨシ堂というおもちゃ屋がある。
大学を卒業して車のプラモにハマっていた頃、何度か足を運んだことがあった。
プラモデルだけではなく、古いフィギュアやゲームが山のように置かれていたが、今でもやってるのだろうか。パン屋を巡るついでに寄ってみた。
ぱぱん散歩:長原から八尾
だが、まだ開店しておらず、店のおっちゃんとおばちゃんが掃除をしていた。
営業は昼からだったらしい。
そのビルのテナントに「クラム」がある。
若干がっかりしながら本来の目的に戻る。
今日はここから八尾へ向かう。
次はすぐ東にある「YUMEYA」だ。
長吉長原銀座商店街の近くにある。
ぱぱん散歩:長原から八尾ぱぱん散歩:長原から八尾ぱぱん散歩:長原から八尾ぱぱん散歩:長原から八尾
店はほとんど閉まっていたが、ちらほら開いている店もあった。
そしてこの辺りは、なぜかたこ焼き屋が多かった。
多かったというか、道すがらにたこ焼き屋が4、5件あったのだが、その全てに客がいたのだ。
京都のたこ焼き屋は午後から夕方以降夜にかけて開店しているところが多いので、なかなか昼間に食べることができない。
もしかするとこの辺りでは休日の昼はたこ焼きという慣習があるのかもしれない。
たまには食べたいなと思いながら、次はさらに東に行った「ボンシャンヌ」。
たこ焼きのパンかなんかあったら間違いなく買っていた。
この辺りは住宅街の密度が濃い。ほとんどが集合住宅だ。
そして川が多い。
昔は大和川からの水運が発達していたようで、船着き場の跡があった。
ぱぱん散歩:長原から八尾ぱぱん散歩:長原から八尾ぱぱん散歩:長原から八尾ぱぱん散歩:長原から八尾
街並みにもどこか古びたものがある。
ぱぱん散歩:長原から八尾
JR八尾駅に向かう途中にあるのが、「une noix」。
住宅街の中にぽつんとあるお洒落な店のパターンのやつだ。
JR八尾駅を越えてすぐのところに「ぱんのいえ八尾店」がある。
ぱぱん散歩:長原から八尾
そこから近鉄八尾駅を目指す途中に、「トントンレミー」がある。
フランス人のオーナーは不在だった。残念。
近鉄八尾駅前のファミリーロードという商店街にあるのは、「ホームベーカリーキムラヤ」。
ぱぱん散歩:長原から八尾ぱぱん散歩:長原から八尾ぱぱん散歩:長原から八尾
この商店街もお世辞にも賑わっているとは言えなかった。
その商店街の通りを北に行くと、「ニューリーボーン八尾本店」がある。
近鉄八尾駅の北側にはアリオ八尾という複合商業施設があって、八尾はそこが一番集客力があるようだ。
そうだ、確か駅前には西武八尾店があって中にドンクがあったはずだと行ってみると、何か様子がおかしい。
どうやら閉店したようなのだ。
ぱぱん散歩:長原から八尾
店内ではまだかなりのテナントが営業しているが、それでも半分以上の売り場は閉鎖されている。
私の前を歩いていた親子連れは、その変貌ぶりに悲鳴とも感嘆ともつかない声を上げていた。
もちろん、ドンクも閉店していた。
そして近鉄八尾駅にあったはずのサンエトワールもなくなっていた。
ぱぱん散歩:長原から八尾
西武八尾店の跡地には新しい商業施設がオープンする予定と聞いている。
おいしいパン屋がテナントとして入ってくれることを祈るばかりだ。

ぱぱん散歩:第2回和歌山パン祭り

南海和歌山市駅のある建物は、友人曰く建て替えられるそうだ。
再開発というやつだ。
そういえば、初めて和歌山に来たときからずっとこの眺めだ。
次に来るときはがらっと変わっているのだろうか。
一軒目は「ソレイユ」、市駅より南東の方向だ。
スケジュールの都合で日曜日しか空いてなかったので、回れる店も限られてくる。
今日はここからぐるっと山を回り込んで橋本市方面へ向かう。
しかし海南市までに回った二軒がことごとく閉店していた。
特に、海南駅前にあったカワ海南店が閉店していたのには驚いた。
駅前のパン屋が閉店するなど、どれだけ人の流れがないのだろう。
友人も嘆いていたが、和歌山中心部の商店街も同様にほとんど人がいないだけに、事は深刻だ。
気を取り直して、山奥の人気店「ドーシェル」に向かう。
貴志川沿いの国道からぐるっと回って、途中の道では雪が残っているところもあった。
こんな山奥にパン屋を建てるなど、どんな道楽もんだろうか。
着いてびっくり、そんなパン屋に人だかりである。
辺りに駐車している車はざっと二十台以上はあった。
田舎のコンビニでもそれほどの車は停まっていない。
駅前のパン屋が潰れているかと思えば、こんな山奥のパン屋に人だかりである。
まったく、素人に商売はわからん。
そそくさと買い物を済ませて、山を下りる。確かに景色はいい。
ぱぱん散歩:第2回和歌山パン祭り
景色ついでに、途中にあるダムに寄った。
ダムというより、地図には貯水池と書いてあった。小さなダムだ。
ぱぱん散歩:第2回和歌山パン祭りぱぱん散歩:第2回和歌山パン祭り
和歌山はあまり水不足で困るイメージはない。雨も多いから大丈夫なのだろう。
山を下りて北東の紀の川市へ向かう。
次は「フルリール」だ。
この辺りは桃の名産地で、「あら川の桃」は私も聞いたことがある。
国道沿いの至る所に桃の低い木が立ち並んでいる。
こんな街中の車の多いところであんなにおいしい桃ができるとは。
今度はぜひ桃の季節に来たいものだ。
しばらく紀の川の南を走る。
ぱぱん散歩:第2回和歌山パン祭り
しかし和歌山は、みかんを始め、桃、梅など、いろんなフルーツの名産地だ。
フルーツで町興しでもしたらええのに。
もう一つ、柿の名産地が九度山だ。
そんな九度山の道の駅にある「パーシモン」。店名もそのまま柿の木の意味だ。
もちろん柿のパンもたくさん。これは買わずにはいられない。
柿ソフトも食べたかったが今度にしよう。
予定ではここで引き返すつもりだったが、時間に余裕があるので奈良県五條市へ向かうことにした。
奈良の人気店「ヤムヤム」がある。
紀の川を渡り、どうしても高速へ誘導したいナビと戦いながら到着。
途中に道路を横切る高架があった。鉄道跡だ。
ぱぱん散歩:第2回和歌山パン祭りぱぱん散歩:第2回和歌山パン祭り
調べると、五新線という五條市と新宮市を結ぶ予定だった鉄道らしい。
五條市内の一部で先行開業していたが、計画が途中で頓挫して廃線になった経緯がある。
なかなか興味深い。
寄り道が過ぎていい時間になってきたので、今度は無料の京奈和道を走る。
たまにはナビに従ってやらないとへそを曲げそうだ。
次は岩出市にある「やまぐち」。
だいぶ和歌山のほうへ戻ってきた。
上淡路街道という旧街道沿いにさらに西へ。
ここから、阪和自動車道のSAにあるパン屋へ向かう。
下道から行けるルートがあるらしい。
とても地図を見ながらでないと行けない道だが、なんとか到着。
紀の川SA下り線にある「トートル」だ。
このSAは高台にあるので景色もいい。
ぱぱん散歩:第2回和歌山パン祭り
最近こういうSAにあるパン屋さんも増えていると聞く。
再び街道に戻り、最後に目指すは「パリジャン」。
道からあまりに奥まったところにあるので、だいぶ行き過ぎてしまった。
これにて予定終了、と思ったが、最後にイオンモール和歌山へ外観を押さえに行く。
チェーン店は買い物をせずに建物の外観だけ撮るのだ。
イオンモールはどこでもでかいが、和歌山はとりたててでかい。
市内の商店街は誰一人いないのに、郊外のイオンモールは人だかりである。駐車場も満車ばかりだ。
ぐるぐる回って幸運にも出入口に近いところに停められた。
これだけ広いと外観もフレームに入らない。
フロアガイドを見ていると、イオンベーカリー以外のパン屋があることに気づいた。
「アルティジャーノ」だ。
フジパンストアーのブランドで、確かにフジパンストアーの商品も確認できた。
これにて第2回和歌山パン祭りオールオーバーだ。
帰宅して、海南市の店を閉めたフランス人シェフが気になって調べてみると、市内のスーパーの一角に店を構えているらしい。
よーし、第3回和歌山パン祭りのターゲットだ。
友人が隣で目を細めている。。。

取材協力:T氏

ぱぱん散歩:住道から忍ケ丘

京都を出る頃には雪がちらついていた。
大阪はたぶん大丈夫だろう。
東大阪は京都から行くと非常にアクセスが悪い。
一度大阪市内まで出るか、京阪交野線からJR片町線に乗り継ぐしかない。
用事があったので一度梅田まで出て、そこからJR東西線へ乗った。
昔はこれでよく神戸へ仕事に行ったものだ。久々に乗る。しかし方向は逆だ。
ぱぱん散歩:住道から忍ケ丘
JR住道駅は高架駅で、北口は2階に相当する。
私は南口へ出たかったのだが、道が分からず若干迷う。
一度下のスーパーへ下りないといけないようで、駅の南口というよりスーパーの出入口だ。
1軒目は「ベーカリーショップルーブル」。
公園を抜けるとすぐに見つかった。昼前だったので親子連れで満員だ。
しかし住道もかなりの寒さだ。強風が容赦ない。
西へ向かい、「Gabiのパン」を目指す。
イズミヤ住道店の近くにあるのだが、そのイズミヤが店舗建て替えで閉店していた。
辺りの寂しさが北風に増幅される。
ここは名店なので客足が絶えることはないだろう。
親切なマスターにお礼を言う口も寒さで凍る。
「エピシェール住道店」はチェックだけして、駅の北へ向かう。
ぱぱん散歩:住道から忍ケ丘ぱぱん散歩:住道から忍ケ丘
寝屋川を越える。
橋が駅に直結していて、車が入れない珍しい駅前だ。
橋を渡ると、京阪百貨店を中心に商店圏が広がる。
その京阪百貨店内にある「マリーカトリーヌ」を目指す。
そういえば、京阪百貨店に入るのは初めてだ。
同じフロアにある「コペンハーベスト住道店」もチェックしてまた寒い外に出る。
寝屋川沿いを歩いて野崎へ向かう。
ぱぱん散歩:住道から忍ケ丘
川と言っても愛想のないコンクリ護岸の面白くない川だ。
ぱぱん散歩:住道から忍ケ丘ぱぱん散歩:住道から忍ケ丘
ぼんやり壁の絵を眺めて歩く。
途中で別の川沿いを山に向かって歩く。
ぱぱん散歩:住道から忍ケ丘
生駒の山がだんだん近づいてきた。
片町線の線路を越え、駅前の商店街を進むと、「バードプルーム野崎」がある。
なかなかパワフルな店だ。
同じ商店街にあるスーパーに果物を漁りにふらっと入ると、50以上はあろうかと思われる品揃えに圧倒された。
リンゴだけでも10を軽く超える。天満市場でもこれほどは揃わない。
安売りのリンゴを買う。
そのまま商店街の道をまっすぐ山へ向かって進むと、野崎観音がある。
ぱぱん散歩:住道から忍ケ丘
階段を登っていくと、程なく本堂が見えた。
ぱぱん散歩:住道から忍ケ丘ぱぱん散歩:住道から忍ケ丘ぱぱん散歩:住道から忍ケ丘ぱぱん散歩:住道から忍ケ丘
お参りしてちょっと一休み。
ぱぱん散歩:住道から忍ケ丘ぱぱん散歩:住道から忍ケ丘
大阪市内が見渡せるが、木の枝が若干ジャマだった。
ここから東高野街道沿いに北上する。
ぱぱん散歩:住道から忍ケ丘ぱぱん散歩:住道から忍ケ丘
途中で狭い方の国道170号線に合流、歩道がないので気を付けよう。
国道を外れて、JR四条畷駅を目指す。
「サンエトワール四条畷店」をチェックして、さらに「ナワテベーカリー」を目指す。
店に入るやいなや、おばちゃんと話し込む。
もちろん初対面だ。
こういうおばちゃんの気さくさも人気の一つかもしれない。
再び国道に戻ると、コンビニがあったのでたまらずカウンターコーヒーを買う。
今日はさすがに身体を温めないと。
国道163号線と交差して、さらに北上。
忍ケ丘の「エクスアンプロヴァンス」が今日最後の店だ。
さあここから帰りも一苦労だ。
帰りはJRで河内磐船まで行って、そこから京阪交野線に乗り継いで帰った。
近くて遠い東大阪巡りだった。

ぱぱん散歩:ぐるっと野洲

新快速の車窓からは、真っ黒に濡れた道路が見える。
今は降ってないが雲行きは限りなく怪しい。
そして寒い。
改装中の野洲駅を降りると、行く先には真っ黒な雲が。
時雨なのでそれほどではないと思うが、この寒風吹きすさぶ中で雨に濡れれば風邪ひき必至だ。
とりあえず、駅から一番近い「ブーランジェリーコフレ」へ向かう。
実はこの天候でルートを逆にした。当初の予定では「ブーランジェリーコフレ」は最後の訪問予定になっていた。
これが吉と出るか凶と出るか。
ぱぱん散歩:ぐるっと野洲
店を後にして野洲川を渡る。カレーパンもこの北風ではすぐに冷える。
ぱぱん散歩:ぐるっと野洲
「おうみふじおおはし」と書かれた橋を渡る。
「おうみふじ」?あ、
ぱぱん散歩:ぐるっと野洲
小ぶりな富士だ。
橋の上で雨が降ってきた。弱い雨だが風に乗って吹き付ける。
川を渡ると、旭化成の工場があった。
ぱぱん散歩:ぐるっと野洲
おお、この天気なら今日はたくさん見られそうだ。
次の店は「パン工房穂のか」だ。
ぼーっと歩いていたのでミスコースしてしまった。雨は上がったが寒い。
たまらずホットサンドを買う。
野洲は、なぜかちょっと離れたところにイオンがあって、パン屋の場所が広範囲に渡っている。
三軒目はそのちょっと離れたところまで行かなければならない。
県道を歩いて再び野洲川を渡る。
ぱぱん散歩:ぐるっと野洲
また薄らと虹が見える。
さっき渡った橋はもうかなり南の方だ。
天気がよければ川沿いを歩きたかったが、今それをやると確実に死ぬ。
風が少しでも遮れそうな集落の中を歩く。
ぱぱん散歩:ぐるっと野洲
昔の街道のような道をてくてく歩いていると、ようやくイオンタウンに辿りついた。
この近くに「ベーカリーウスイ」がある。
ガラス張りの店内はさすがに今日は寒々と見える。
付近にもう一軒、「來未」がある。
住宅街の只中の店だ。
いつの間にか雲も消え、日差しが出てきた。
しかし、この後は駅まで5キロほどを戻らないといけない。
そして辺り一面田んぼだらけだ。風を遮るものは何もない。
南を向いているので、北風が背中に吹き付ける。
鞄のベルトが風に煽られて肩を何度も叩く。
しかしコースを逆にして正解だったようだ。風は強いが、日差しがあるとないとでは大違いである。
ようやく駅前を通る県道2号線まで来た。
予定ではこのあと草津も回るはずだったが、これはキャンセルだ。
最後の店「野洲工房」に到着。
もう寒さでへろへろである。
焼きたての塩バターパンにかじりつく。
しばらく長距離を歩いてなかったので、たった15km弱でもかなり疲れた。
そういえば、街中以外はすれ違う人が全くいなかった。
不審者と間違われて自転車に乗った中学生くらいの女の子に挨拶される始末w
まあ、このルートを歩いて回ろうという奇特な人間は私くらいなものだろう。
あまりの寒さに挨拶が返せなかったの残念だ(かわいかったなw

ぱぱん散歩:鯖江-武生編

夏休みは基本的にまとまって取れない。
しかし取れたときは北陸方面へ行くことにしている。
というのも、母親が金沢の生まれで、子供のころは毎年夏に帰省していた。
だから今でも夏休みは北陸である。本当は金沢へ行きたいところだが、泊まりでないと微妙に厳しい距離だ。
あと一つ、私の中でラーメンと言えば8番らーめんただ一つである。
北陸へ行くとなれば当然8番らーめんも食べる。
パンも食べながら〆にラーメンという胃にはかなり過酷なツアーだ。
前置きが長くなったが、JR鯖江駅に到着である。
ぱぱん散歩:鯖江-武生編
立ち寄る予定をしている店の他に、スーパーやデパートのテナントとして入っているチェーン店のパン屋もチェックしなければならない。
パンを買うことはしないが、テナントの建物の写真は押さえておくのだ。
それを一件行ってから、今日の一つ目の店に向かう。もう既に厳しい日差しが容赦なく照り付ける。
「ヨーロッパンキムラヤ」は、なかなかお洒落な外観だ。
先客が山ほど買い物をしている間に、冷房が効いている店内でちょっと休憩だ。
今日はこまめに冷却して歩かないと死んでしまう。
次の店までの行程は、幸いにも舗道にアーケードがあった。
ぱぱん散歩:鯖江-武生編
まだ時間が早いのか、あまり店は開いてない。
しかしいつまでもアーケードがあるわけもなく、また日差しに晒される。
ぱぱん散歩:鯖江-武生編
鯖江だけに歩道のタイルも鯖だ(たぶん
などとよそ見をしていると、二軒目の店は通り過ぎてしまった。
「ベーカリーショップ上坂」は、見た目があまり店らしくないので気づかなかった。
パンが一つ一つ丁寧に包装されている。
二つ三つと買いたいところだが、先を考えるとやむを得ない。
暑さを避けるためにこまめにスーパーなどに立ち寄りながら西山公園を大きく西から迂回するように進む。
西山公園は、地図で見たときは普通の広い公園と思っていたが、どうも山の公園のようだ。それも割と標高がある。
ぱぱん散歩:鯖江-武生編
一通りパンを買って、公園で食べようという計画なのだ。
長いトンネルを抜けて、三軒目の「吉川製パン所」に向かう。
まだ店舗は新しく、きれいな店だ。
おいしそうなパンが並んでいたが、ここでどうしてもがっつりしたものが欲しかったのでハンバーガーを買った。
アイスメロンパンとかうまそうだったなあ。
すぐ近くにある「琥八」は残念ながらお盆休みだった。
パンを抱えて西山公園に向かう。行く手に立ちはだかるは見上げるほどの階段だ。
この炎天下にこれを上るとは。一路展望台を目指すが、覗き見るに日差しを避ける場所がないと判断。
途中の見晴らしのいい日陰のベンチのある場所で食べることにした。
ぱぱん散歩:鯖江-武生編
もうとっくに汗だくである。だが日陰にいるとだいぶ楽だ。
荷物も減ったところで、しばし観光である。
西山公園には動物園がある。動物園といっても鳥と猿とレッサーパンダしかいない無料の動物園だ。
ぱぱん散歩:鯖江-武生編
しかし、レッサーパンダが6頭もいて、新築されたばかりのレッサーパンダ舎は、手を伸ばせば噛みつかれる届く距離にいるのだ。
レッサーパンダ舎に入れない子はこの有様である。
ぱぱん散歩:鯖江-武生編
さもあろうw
西山公園に隣接している道の駅へ涼みに行く。
この公園はツツジが有名らしく、売店にはつつじソフトクリームなるものが置いてある。
ぱぱん散歩:鯖江-武生編
これがけっこうおいしい。
ツツジの味はわからないが、なんとも言えない風味と甘さがいい。
あえて言うならおねえさんの味だろうか(謎
さて、実はもう鯖江でのミッションは終了していて、次の武生に移動だ。
福井鉄道で武生に向かう。
ぱぱん散歩:鯖江-武生編
LRTに乗りたかったが、残念だ。古い車両にはそれなりの魅力もあった。
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いつまで現役で走れるかわからないが、がんばってくれい。
武生に着いたころには体力的にかなり限界にきていた。
何よりこの暑さである。影がないのも辛い。
武生でマーキングしているパン屋は駅からだいぶ東の方にある。
その付近で〆のラーメンも食べる予定なので、まず駅の西側の市街地をぶらぶらする。
だから暑いというに。
旧街道らしき道をふらふらと歩く。古い家が多く、二階の屋根の袖壁と呼ばれるいわゆるうだつの部分が独特な雰囲気だ。
ぱぱん散歩:鯖江-武生編
大きなスーパーでちょこちょこ涼みながらも、そろそろ限界である。
駅前のアルプラザでしばらく休憩した後、駅の東へ向かう。
大きな川を渡って県道を歩く。相変わらず影がない。
そろそろ次の店の近く辺りに来ると、事前調査になかった「レ・プレジュール」の店舗があった。
後で調べてみると、一昨年の訪問時から店舗数を倍以上に増やしたようだ。
ここにこの店があるということは、四軒目の「ジョルノ」にとってはかなり脅威だろう。
だがそれはどうやら余計なお世話のようだ。
まだ夕方前だがほぼパンは売り切れ状態。数えるほどしか残っていなかった。
今日まだ買ってなかったカレーパンを買う。
「ジョルノ」から東にちょっと歩くと、五軒目の「パンテス」がある。
この付近には三軒のパン屋が密集し、しかも向かいのスーパーには北欧倶楽部もある。
つまりこの狭い地域に四軒のパン屋がひしめいているのだ。京都でいうなら北大路堀川辺りに似ている。
しかし車移動が多いと思うので、この密集具合はさほど関係ないのかもしれない。
うまいところに人が集まるのはどこの世界でも同じなのだろう。
「パンテス」はあん食が人気のようだが、普通の食パンが欲しかったので買わなかった。買っときゃよかったかな。
そして本日の〆。
ぱぱん散歩:鯖江-武生編
なんか、暑かったことしか覚えていないぱぱん散歩だった。
今度は寒いときに行くかな。