ぱぱん散歩:鯖江-武生編

夏休みは基本的にまとまって取れない。
しかし取れたときは北陸方面へ行くことにしている。
というのも、母親が金沢の生まれで、子供のころは毎年夏に帰省していた。
だから今でも夏休みは北陸である。本当は金沢へ行きたいところだが、泊まりでないと微妙に厳しい距離だ。
あと一つ、私の中でラーメンと言えば8番らーめんただ一つである。
北陸へ行くとなれば当然8番らーめんも食べる。
パンも食べながら〆にラーメンという胃にはかなり過酷なツアーだ。
前置きが長くなったが、JR鯖江駅に到着である。
ぱぱん散歩:鯖江-武生編
立ち寄る予定をしている店の他に、スーパーやデパートのテナントとして入っているチェーン店のパン屋もチェックしなければならない。
パンを買うことはしないが、テナントの建物の写真は押さえておくのだ。
それを一件行ってから、今日の一つ目の店に向かう。もう既に厳しい日差しが容赦なく照り付ける。
「ヨーロッパンキムラヤ」は、なかなかお洒落な外観だ。
先客が山ほど買い物をしている間に、冷房が効いている店内でちょっと休憩だ。
今日はこまめに冷却して歩かないと死んでしまう。
次の店までの行程は、幸いにも舗道にアーケードがあった。
ぱぱん散歩:鯖江-武生編
まだ時間が早いのか、あまり店は開いてない。
しかしいつまでもアーケードがあるわけもなく、また日差しに晒される。
ぱぱん散歩:鯖江-武生編
鯖江だけに歩道のタイルも鯖だ(たぶん
などとよそ見をしていると、二軒目の店は通り過ぎてしまった。
「ベーカリーショップ上坂」は、見た目があまり店らしくないので気づかなかった。
パンが一つ一つ丁寧に包装されている。
二つ三つと買いたいところだが、先を考えるとやむを得ない。
暑さを避けるためにこまめにスーパーなどに立ち寄りながら西山公園を大きく西から迂回するように進む。
西山公園は、地図で見たときは普通の広い公園と思っていたが、どうも山の公園のようだ。それも割と標高がある。
ぱぱん散歩:鯖江-武生編
一通りパンを買って、公園で食べようという計画なのだ。
長いトンネルを抜けて、三軒目の「吉川製パン所」に向かう。
まだ店舗は新しく、きれいな店だ。
おいしそうなパンが並んでいたが、ここでどうしてもがっつりしたものが欲しかったのでハンバーガーを買った。
アイスメロンパンとかうまそうだったなあ。
すぐ近くにある「琥八」は残念ながらお盆休みだった。
パンを抱えて西山公園に向かう。行く手に立ちはだかるは見上げるほどの階段だ。
この炎天下にこれを上るとは。一路展望台を目指すが、覗き見るに日差しを避ける場所がないと判断。
途中の見晴らしのいい日陰のベンチのある場所で食べることにした。
ぱぱん散歩:鯖江-武生編
もうとっくに汗だくである。だが日陰にいるとだいぶ楽だ。
荷物も減ったところで、しばし観光である。
西山公園には動物園がある。動物園といっても鳥と猿とレッサーパンダしかいない無料の動物園だ。
ぱぱん散歩:鯖江-武生編
しかし、レッサーパンダが6頭もいて、新築されたばかりのレッサーパンダ舎は、手を伸ばせば噛みつかれる届く距離にいるのだ。
レッサーパンダ舎に入れない子はこの有様である。
ぱぱん散歩:鯖江-武生編
さもあろうw
西山公園に隣接している道の駅へ涼みに行く。
この公園はツツジが有名らしく、売店にはつつじソフトクリームなるものが置いてある。
ぱぱん散歩:鯖江-武生編
これがけっこうおいしい。
ツツジの味はわからないが、なんとも言えない風味と甘さがいい。
あえて言うならおねえさんの味だろうか(謎
さて、実はもう鯖江でのミッションは終了していて、次の武生に移動だ。
福井鉄道で武生に向かう。
ぱぱん散歩:鯖江-武生編
LRTに乗りたかったが、残念だ。古い車両にはそれなりの魅力もあった。
ぱぱん散歩:鯖江-武生編
いつまで現役で走れるかわからないが、がんばってくれい。
武生に着いたころには体力的にかなり限界にきていた。
何よりこの暑さである。影がないのも辛い。
武生でマーキングしているパン屋は駅からだいぶ東の方にある。
その付近で〆のラーメンも食べる予定なので、まず駅の西側の市街地をぶらぶらする。
だから暑いというに。
旧街道らしき道をふらふらと歩く。古い家が多く、二階の屋根の袖壁と呼ばれるいわゆるうだつの部分が独特な雰囲気だ。
ぱぱん散歩:鯖江-武生編
大きなスーパーでちょこちょこ涼みながらも、そろそろ限界である。
駅前のアルプラザでしばらく休憩した後、駅の東へ向かう。
大きな川を渡って県道を歩く。相変わらず影がない。
そろそろ次の店の近く辺りに来ると、事前調査になかった「レ・プレジュール」の店舗があった。
後で調べてみると、一昨年の訪問時から店舗数を倍以上に増やしたようだ。
ここにこの店があるということは、四軒目の「ジョルノ」にとってはかなり脅威だろう。
だがそれはどうやら余計なお世話のようだ。
まだ夕方前だがほぼパンは売り切れ状態。数えるほどしか残っていなかった。
今日まだ買ってなかったカレーパンを買う。
「ジョルノ」から東にちょっと歩くと、五軒目の「パンテス」がある。
この付近には三軒のパン屋が密集し、しかも向かいのスーパーには北欧倶楽部もある。
つまりこの狭い地域に四軒のパン屋がひしめいているのだ。京都でいうなら北大路堀川辺りに似ている。
しかし車移動が多いと思うので、この密集具合はさほど関係ないのかもしれない。
うまいところに人が集まるのはどこの世界でも同じなのだろう。
「パンテス」はあん食が人気のようだが、普通の食パンが欲しかったので買わなかった。買っときゃよかったかな。
そして本日の〆。
ぱぱん散歩:鯖江-武生編
なんか、暑かったことしか覚えていないぱぱん散歩だった。
今度は寒いときに行くかな。

大福あんぱん:ヨーロッパンキムラヤ

大福あんぱん:ヨーロッパンキムラヤ大福あんぱん:ヨーロッパンキムラヤ
大福あんぱん
ヨーロッパンキムラヤ:200円

ヨーロッパンキムラヤのキラーメニュー。
袋詰めで売られているので、市内各スーパーでも売っているところがある。
普通、こういうタイプのパンは求肥でお茶を濁していることが多いが、驚くなかれ、本当に大福が入っている。
しかもあんこは申し訳程度にしかなく、パンの中はほぼ餅だ。
一体何を食べているのか途中で混乱した。
星はつけないが、一度食べてみる価値はある。

あまパン度:***

ヨーロッパンキムラヤ

ヨーロッパンキムラヤ
EUROPAIN KIMURAYA
ヨーロッパンキムラヤ
営業時間・9:00-18:30
定休日・日曜、祝日
駐車場有
ヨーロッパンキムラヤヨーロッパンキムラヤ
http://www.e-kimuraya.com/
:各パン陳列比率
あまパン:4
うまパン:2
まじパン:4
キャラぱん:0

国道417号線旭町交差点西。JR鯖江駅の北、福井鉄道西鯖江駅からは東へ。
鯖江を代表する、いや福井を代表するといっても過言ではない歴史のあるパン屋。
創業は1927年だそうだ。
欧風の洋館のような外観で、中はあまり広くはないが、ショーケースが横にL字に並んでいる。対面販売だ。
品揃えは20程度。市内では大きなスーパーでも販売しているところがある。
価格帯は200円前後とやや高め。
通うのは無理だが一通りは食べてみたい店だ。

:メニュー
あまパン
大福あんぱん:ヨーロッパンキムラヤブリオッシュ・ア・テット:ヨーロッパンキムラヤ

うまパン

まじパン

キャラぱん