毎年恒例(?)になった和歌山パン祭りも3回目となった。
去年聞いていた通り、南海和歌山市駅は駅ビルが工事用のシートですっぽり覆われ、改札も二階から一階に移った。
完成は再来年だそうな。それまでやるかw
今年は、土曜日にスケジュールを調整してもらうように友人には無理を言っていた。
というのも、和歌山のパン屋、とくに名店と呼ばれている店は日曜定休が多いのだ。
第1回第2回と日曜日なので、なんとか土曜日にしてもらえんかと。
でなんとか土曜開催にこぎつけた。
なので最初の三軒は和歌山城をぐるっと囲むように巡る。
車では行きにくい(駐車場的にも)のでどこかに停めようかと相談したら、友人は距離もだいぶあるので車で行ってしまおうと。
まずはマハロターキーから。
大通りから一筋入ったほぼ住宅街に突如現れるハワイw
続いて国道沿いのブリアンドレ。
普段なら交通量の多い通りで路駐など不可能だそうだが、なんとかやりくりできた。
次のミナトベーカリーは駐車場があるので一安心。
歩きで一時間くらいを予定していたのを30分でクリア。
市内から少し離れ、ベーキングガレージハリマヤへ。
近くまで来ると店の前にけっこうな車が。こんな人気店とは知らなかった。
トングとトレイの片づけが間に合わないくらいの繁盛ぶりだ。
市内を出て海南市方面へ、あむーるおりとへ向かう。
ここも国道沿いだが駐車場完備。
次が本日のメインイベント、山奥のパン屋シリーズその2、岳人だ。
前回のドーシェルよりさらに奥にある。
事前調べが足りず、本来ならこの店は開店前に到着していないと売り切れる可能性があるらしい。
特に人気のクリームパンはこの時間(まだ昼にもなってないが)では到底買えない。
案の定、半分くらいのパンがなくなっていたがとりあえず購入。
山道を戻って紀の川方面へ抜ける。
この先は一応予定してあるが変更を考えていた。
というのは、今回の下調べで和歌山のご当地スーパー「オークワ」にスーパー内ベーカリーがあることがわかった。
その調査をしたいのだ。
その前に、よつばベーカリーブレッディーズへ。
店の横に半分切れたワーゲンがあった。撮るの忘れたな。
さて、ここから市内に向けて戻りつつ、ママベーカリー調査開始だ。
手当たり次第にオークワへ立ち寄っては確認する。
店内にパン工房がある店とない店があった。これはやはりライフ基準を適用すべきだろう。
そして調べていくうちに、不可解なことがわかった。
一部のオークワは、テナントとしてリトルマーメイドが入っているのだが、ママベーカリーの商品ラインナップと全く同じなのだ。
ということは、タカキベーカリーの供給で独自屋号を展開するつもりなのか。
某大型掲示板によると、市内のオークワではリトルマーメイドからママベーカリーに代わっているという情報があった。
今のところ確定した情報はないが、恐らくはそういうことではないだろうか。
謎を残しつつ、第3回和歌山パン祭りは無事終了となった。
今年も市中引き連れまわしの刑にした友人には多大な感謝を贈る。
来年はもっと面白いルートにしよう。写真も全然撮ってないしw
タグ: 和歌山
ぱぱん散歩:和歌山上陸
絶好のパン日和である。
「なんでおっさん二人でこんなええ天気にパン屋巡らなあかんねん」
運転席で愚痴る友人はさておき、絶好のパン日和である。
和歌山へは数えるのが無駄なくらいもう何度も来ている。
ここ十年以上ほどはごぶさただった。街のいろんなところが様変わりしていた。
今日の生贄である和歌山在住の友人と、いつものように南海和歌山市駅で待ち合わせる。
車が使えるので長距離ルートを組んでみた。
最遠の田辺へ行く前に、今日の一発目は「ベーカリーパレード」に寄る。
和歌山で一番人気と噂の店だ。
開店直後ということもあるが、噂に違わず店の前は客の車が路肩に列をなしている。
今日は遠方なので軒数を稼ぐために、購入は一軒一つと決めていたが、もう破ってしまった。先が思いやられる。
高速に乗って一路田辺へ。
バカ話をしている間に到着。次は「デンマークベーカリー」だ。
店はわかりやすい場所にあるが、高速のICからは若干複雑なので少し迷ったが到着。
デンマークっぽいパンを探したが見当たらなかった。
そもそもデンマークっぽいパンって何だ?
海を眺めるヒマもなく、再び高速へ戻り、今度は御坊市へ。次は「ボナペティヤナギヤ」だ。
友人もこの店は来たことがあるらしい。そのときより店は大きくなっているそうだ。
結局また二つ、一応小さいパンを買ったがどうも一つだけ買うというのは忍びない。
国道42号線で湯浅町を目指す。
途中、山間に風力発電の風車を見つけた。
かなりの数だ。どうやって建てたんだろう。
山裾を抜け、湯浅町に入ると、醤油の工場があちこちに見受けられた。
「ここは醤油発祥の地やで」
友人の蘊蓄を話半分に聞いていると、次の店「カワ本店」に着いた。
実は大阪の本町にも店があり、ちょくちょく利用している。
今日は本丸攻略だ。
なんでも、ご当地バーガーグランプリを受賞したハンバーガーがあるとかで、これは食べずにはいられない。
ということで、寒風吹きすさぶテラスでランチとなった。
軽減税率が導入されれば、これは10%になるのだろう。
そろそろ胃袋が限界に近づく中、和歌山市内へ戻る。
みかんで全国的に有名な有田市を通過中、川沿いの山の斜面全てがみかん畑だということを知った。
もう収穫はほとんど終わっていたが、収穫前はこの山一面がオレンジ色になるらしい。凄い規模だ。
市内に戻り、残すは3軒。まずはホテルグランヴィア和歌山から。
ホテルベーカリーは値段が高いイメージがあるが、街のパン屋と変わらない店もたくさんある。
「パスワード2」もその一つだろう。
ホテルの中ではなく、別棟建てになっているのも利便性がいい。
結局二つ買ってしまった。もういいや。
次は、ぶらくり丁にある「なかたや」だ。
私も話には聞いていたが、この閑散具合は予想を遥かに超えていた。
京都で言えば、新京極に全く人がいないのと同じである。
なんとかしろよ和歌山市。
最後の店は、フォルテワジマ内の「ピノキオ」だ。
建物の外観を撮っていても、入る人はおろか、通りかかる人さえいない。
危機感を持たない市民にも責任はあるぞ、友人よ。
こうして怒涛の和歌山パン巡りは終了した。
業者のように大量のパンを抱えて帰る前に、まだ一度も食べたことのない和歌山ラーメンを。
実はこれが一番目当てだったりして。
取材協力:T氏