近年は別の趣味の都合で冬場に集中して取材するようになった。
そのため、データ更新がしばらく滞るわけだが、今年はちょっとシャレにならないくらいの閉店ラッシュだった。
私が知らないだけでラッシュではないのかも知れないが、マップにどれだけ閉店マークを付けたことか。
一番驚いたのはモノポールの閉店だ。
この時期、今年はどこのシュトーレンを買おうかと悩み、いつかモノポールのシュトーレンを食べたいと思っていたら、もう永遠に買えないわけだ。
去年実はクリスマス時期に訪問していて、そのときに在庫があるかどうかわからないがとりあえず聞くだけ聞けばよかったと後悔している。
みもすパンの倒産も大きなニュースだった(今月知ったわけだが)。
でその鳥羽の跡地に、恐らく居ぬきで幸せの100円パン職人が入ったようなのだ。
御園橋の本店や支店もいくつか閉鎖して、また新たな展開を予定していると思う。
京都水族館のすいぞくパンをつくっていたサニーサイドベーカリーも閉店。
新たにブルディガラフルニ京都がすいぞくパンを作ることになったようだ。
名店の移転も相次いだ。
北区にあったみずいろぱんが福知山に移転、なかなか行けない京都西地区にあったフレッシュベーカリーベンは、飛騨高山に行ってしまった。
地元の京都でさえこういう状況だから、他府県のなかなか行けないパン屋の栄枯盛衰ぶりは推して知れよう。
というわけで、春になるまでガンガンパンを食べまくりたいと思う。
そんな今年のアワードは如何に。
・あまパン部門
あんバターサンド:YUMEYA
長細いフォルムに隠されたポテンシャル。
クラップフェン:進々堂
大手メーカーから久々の衝撃。
マスカルサンド:パネッテリアオークラ
ホテルメイドとは思えないこの駄菓子感。
シュトーレン:トコハベーカリー
スタンダードながらもシュアな品質。高額なだけに裏切りは許されない覚悟が見える。
・うまパン部門
キーマカレー:トムソーヤー
カレーパンにはキーマカレーというのが最強である証拠。
大辛口カレーパン:パンバーン
激辛なのにうまいという相反性を保った逸品。
塩パン:セイジツベーカリー
これぞ私が求めていた塩パン。京都一認定。
・まじパン部門
パンドミ:ル・シュクレ・クール
クロワッサン:ル・シュクレ・クール
やはりさすがとしか言いようがない。だがこれで不味かったら本当にどうしようもない。
テクノ山食パン:テクノパン
一斤まるまる買ってテクノカットで食べるべし(謎
そして、今年のぱぱんアワードは、
高島屋限定だったが今はたぶん全店舗にあると思うのでぜひ。
ぱぱんショップアワードはこちら。
駅から遠いがぜひ訪問してパンではなく店主に圧倒されてほしい。もちろんパンもおいしい。
今年もおいしいパンをたくさんありがとうございました。
来年もおいしいパンをよろしくお願いします。